2013-04-25

Johnny de Courcy / Johnny de Courcy and the Death Rangers



カナダ、バンクーバーのJohnny de Courcyが昨年11月にリリースしたアルバム「Johnny de Courcy and the Death Rangers」元々同じくバンクーバーのメタルロックバンド、Black Wizardのギタリストが始めたバンドとして知られている。
という前情報を聞くとさぞかしハードなのかと(勝手に)思っていたら#1 "Panoramic View"からほっこりとしたメロディーラインがすっと馴染み、良い意味で予想外でびっくりする。#2 "Waltz #3//Sunrise"は曲名の通りワルツ調でひっそりと始まり、後半で一気に加速するロックナンバーがカッコいい。各曲明確かつ芯がしっかりしているためか安定感抜群なサウンドでメロディはとにかく清々しく痛快だ。あっと言う間に過ぎ去る様に演奏される#7 "Andrea's Song"のあっさり感も潔い。この曲を皮切りにアルバム後半は少し質感が変わって憂いを含みつつ、緩やかにうねりながらじっくりと展開されていく曲が多くなる。 強弱の変化の仕方といい重過ぎず、軽過ぎずのバランスが絶妙だ。まるで様々なロックのエッセンスを巧く吸収し、自らのバネとして軽やかに表現しているかのよう。特にエネルギーを発散する時のパワフルさが圧巻で#11 "Cherry Lane"にもそれが言える。アルバムの始めから終わりまで熱を失う事無くメロデック/エモーショナルさを貫いているのでは。ラストの#12 "Gone Insane"のギターパートも聴きどころ。
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bandcamp : CD/Digital[released]November 22, 2012

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びっくり展開な#11 "Cherry Lane"のミュージックビデオ。

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